自然光を存分に。
2025年02月23日
民家再生、秋保の家より。
大工さん工事が進む現場内。室内は柱がすべて見える真壁創りに。
模型の南側は新たな掃き出しの木製サッシと背の高い透明ガラスが立ち並び、自然光が存分に差し込む空間が出来上がる予定です。
posted by しん at 10:43 PM
随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。
2025年02月23日
民家再生、秋保の家より。
大工さん工事が進む現場内。室内は柱がすべて見える真壁創りに。
模型の南側は新たな掃き出しの木製サッシと背の高い透明ガラスが立ち並び、自然光が存分に差し込む空間が出来上がる予定です。
posted by しん at 10:43 PM
2025年02月19日
民家再生・秋保の家より。
おおよそ29坪(58帖)の土間空間の一角に組まれた木組みの構造体。ここは今まではなかった洗面などの水廻りを集約して創っていきます。
使われている材種は栗の他に宮城県産杉材、桧材です。土台、柱、梁桁はすべて化粧材(真壁)。
墨付け~手刻み加工~建て方と進んでいきますが新規の構造材と既存の曲がりのある柱や梁と組み合わせるため現場合わせ加工をしながら少しずつ組み上げていきます。
posted by しん at 11:07 PM
2025年02月16日
民家再生 秋保の家より。
土間空間。今まで建物を支えてきた柱たち。
既存調査をして痛みのはげしい栗の柱をジャッキアップして浮かし、仮り柱を建てます。
次に先日ご紹介した石巻の稲井石を事前に柱の下に据えておきます。モルタルの硬化養生を待って新しい五寸(150mm角)栗柱の上ホゾを梁に差し込み少しずつ横スライドさせながら柱脚の稲井石に下ホゾを合わせてジャッキを下ろしていき既存の胴差を横からドッキングします。
柱頭、胴差、柱脚の交差部が隙間なく据えると取替え完了です!
この作業工程で取替え作業を進めていきます。
posted by しん at 11:17 PM
2025年02月12日
創では時々、お目見えする 稲井石。
今回も アベタ石材さん に頼んで準備してもらいました。
稲井石は強度があるため記念碑、敷石、護岸、石橋、鳥居などに使われることが多い天然石です。
今回使用する稲井石の表面仕上げは ビシャン仕上げ。
ビシャンと呼ばれる石工事用の金槌を使って仕上げる加工方法。
石の表面を叩き、細かな凹凸を創ります。自然の風合いが出る粗面仕上げです。
写真の赤矢印、栗の化粧柱 柱脚に柱をジャッキアップして根継ぎや新しい柱に入れ替えしながら、ひと工夫を入れて石を据えていきます。
posted by しん at 10:46 PM
2025年02月9日
民家再生。秋保の家より。
昨年末、コンクリート打設を完了した基礎の立上り型枠を一部解体。
コンクリート打ちっぱなし仕上げのため表面にはモルタルなど塗ることのない、型枠を解体したそのままの仕上げになります。
そのため型枠を開けるまで中身の状態はわからないのでいつもドキドキしながらの解体。
写真は模型写真の赤→付近です。
コンクリートが流し込まれた型枠の中に気泡が入り込み、コンクリートが固まったときにその気泡が原因でブツブツと穴が開いているように見えることがあります。
その気泡穴を少しでも無くすため 「たたき」 を十分に行ないます。木槌で型枠をトントン、トントンと叩く作業です。
気泡の抜き方はシンプルでコンクリートの打設を追っかけながら木槌で下から上に順々に叩いて気泡を抜いていき、その作業を繰り返していきます。
叩いていると感覚が伝わり、プカッ、プカッ とコンクリート内にあった気泡がコンクリート表面に浮んででてきます。
まだ解体は一部ではございますが今回のコンクリート表面の仕上がりはいかがなものでしょうか。
posted by しん at 9:05 PM