みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2025/07/06
小上がり和室 検討中...
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

障子と襖の中二階。

2025年05月18日

お施主さんの想い描く空間創りの一部をご紹介させていただきます。。

玄関ドアを開けて土間を進み、向こう側の引き戸を開けると正面に見えるわずかな段数の階段。
そして小さな襖戸と二階にしては低い位置にある十字組子の障子。

一階の襖戸を開けると小さな子供達には丁度いい高さの遊び場空間。そして暖かい自然光がそそぐ南側の小部屋。
正面階段を数段上がると神棚のある 真壁の畳の間 がそこにはあります。塗り壁は聚楽と漆喰を塗り分けしてみました。

ちなみに階段上り口の下にはお掃除ルンバの準備基地になっています。

次のオリジナル空間はどのように創るか。いまから楽しみです。

posted by しん at 10:46 PM

障子を考える。

2025年04月13日

今まで様々な 障子 を建具屋さんに製作していただきました。

障子の良いところは夏場の強い日差しや西日の光をほどよく受け入れ、その光は均等に拡散してやわらかな自然光が部屋中に差し込みます。
また障子は縦枠にピタリと納まるので隙間ができないため空気層をつくり断熱性を高めることもできます。

障子は張り替えの手間はかかりますが楽しみと考えれば長く使うことができる建具です。

こちらの写真は10年ほど前から製作している建築家 吉村順三氏がデザインした 吉村障子。
框と組子の寸法を18mmの同寸法につくることで2枚、3枚と複数枚、並べてもつなぎ目が分かりずらく1枚の大きな障子に見えてスッキリとした印象になります。

時間とともにそれぞれの色をだしていく 障子。皆さん、いかがでしょうか。

posted by しん at 10:15 PM

らせん階段、検討中。

2025年03月30日

今日は新規物件の階段検討。
前回のらせん階段の資料を掘り起こしながら当時の作成図をもう一度見直していました。
せっかくですので、当時のらせん階段ができるまでの工程を追いながら見てみたいと思います。

当時は鉄骨屋さんの加工場で詳細納まりを確認しながら基礎工事のアンカーセットや階高さ等も含めて製作にあたりました。

製作完了したらせん階段の現場搬入は構造体・建て方の際にらせん階段用基礎のアンカーボルトに目掛け吊りこみ設置をしました。
微調整は測量機器トランシットで垂直水平方向を確認しながら仮筋違いで固定します。

設置後、まずは直ぐにらせん階段をぐるりと廻って2階の床にストレスなく上がれるか。図面上の計算、製作後の実測検査もしているのですがそれでもやっぱり心配。
当時も真っ先にかけのぼり確認したものです。

らせん階段の本締め固定が終わると周囲の仕上げ工事が進み、大工さんの踏板の加工・取付、塵ホコリのたたない状態になると塗装屋さんの下地処理から仕上げ塗装作業。お施主さんの希望で廻り手摺のトップは海の色をイメージして仕上げました。

次の階段はどう仕上げていこうか。時間がもう少しでいいので欲しい日々が続いております。

 

posted by しん at 8:20 PM

月見台のある家。

2024年12月4日

久々のご自宅に当時を思い出す。

山々に囲まれた一軒家。とても夜空のきれいにみえるその場所にどうしても創りたかった 屋根の上の月見台。

桧の床板に座り、肘がかるく掛けられる程度の低い手摺。
ここから見る 月や夜空 は格別です。
木組みの月見台は今もしっかりと使われています。

……..月見台と聞いて頭をよぎる、あの日みた桂離宮を思い出します。

posted by しん at 11:23 PM

壁、天井を塗装仕上げ。

2024年11月20日

あゆみ野の家より。

ご無沙汰しておりました あゆみ野の家 にお邪魔して今日から修繕作業です。

壁、天井は塗装仕上げ。何度もパテをかけてはペーパーで平らに削り落として塗料を塗り重ね仕上げた現場。
当時、ほぼひとりで施工してもらった塗装屋さんに来てもらいました。自分で手掛けた現場だからこそ分かることはただ多く気持ちもはいるものですね。

posted by しん at 10:08 PM

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