みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2025/08/17
秋保の家!養生撤去し...
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

基礎内、掃除機清掃。

2024年12月22日

民家再生。秋保の家より。

明日はいよいよ耐圧板コンクリートの打設日。

前日の今日はいつもの小型集塵機(掃除機)を持ち出し、掃除機で基礎内の不純物を取り除きながらきれいにしていきます。

この作業はとても重要で基礎内の清掃をしながらの基礎配筋の最終検査(配筋の数、結束部等)の確認、また防湿シートの穴のあいた場所は防水テープを張ってふさいでいきます。
緊張感走る、コンクリートの打設。成功を祈って念には念を入れての最終確認作業です!

posted by しん at 11:39 PM

床下防湿フィルムの役割。

2024年12月15日

民家再生。秋保の家より。

基礎工事も12月に入り、明日より基礎鉄筋の組み方が始まります。その前にしっかりと転圧された砕石の上に防湿フィルムの敷き込み作業をします。

防湿フィルムは基礎下の地盤面から上がってくる湿気を防ぐ役割があります。床下の空間に湿気を上げないことでシロアリの被害や木材の腐食を抑えるとても大切な役割があります。

「床下防湿層に使用する材料は特記がなければ、ポリエチレンフィルムとして、厚さは0.15mm以上とする」
(公共建築工事標準仕様書 建築工事編 4章地業工事 より)

防湿フィルムは重なり幅を300mm以上とりながらすべての重ね部分に強力な防水テープを張っていきます。防湿フィルムを敷き込むと見事にシートの裏側に水滴がつき想像以上に湿気が上がっているのが良く分かります。

防湿フィルムは破れやすいのでコンクリート打設前の最終検査の際に破れた箇所は防水テープでしっかりと補修していきます。

posted by しん at 6:38 PM

基礎工事、進捗状況。

2024年12月1日

民家再生 秋保の家より。

現場では外周部の基礎型枠工事を礎石の凹凸をうつしながら大工さんが進めています。

内部では柱と梁、骨組みだけの状態。そのため倒壊、ゆがみ等を防ぐため根がらみ、筋かい等にて補強しています。

補強材を一度に外せないので 約57坪の平屋を四分割 にして重機を使いながら掘削~砕石敷き込み・転圧作業を進めております。
初めにコンクリートで固めた礎石付近は特に慎重に手作業にて丁寧に形を創っていきます。

引き続き、安全に作業を進めていきましょう!ご安全に!
今週もよろしくお願いします!

 

posted by しん at 6:27 PM

礎石の上。光付け。

2024年11月24日

民家再生。秋保の家より。

創でも玄関ドア前の化粧柱を丸い形をした石の上に面の凹凸クセをとり建てるときがあります。

秋保の家は江戸時代の建築。
コンクリートの平らな面とは違い合わせる面は礎石の上のため凹凸があります。

この凸凹の面に木材をピタリと取り付ける加工技術を 光付け と呼びます。

作業は初めに石の上のどの場所に柱や床束が乗るか墨線をひきますがこの時、つけたと思われる墨が今も消えずに残っていました!

よ~くみると 「へ通り」。ここは私の描いた図面も 「へ通り」 でした。光付けも見事!礎石に木材が馴染んで地震や風で簡単にはずれない様になっていました。

posted by しん at 10:13 PM

根継ぎは金輪継手で納める。

2024年11月17日

民家再生、秋保の家より。

既存の柱は栗6寸(角でもなく丸でもなく)。すべて違う形状の柱。
腐食箇所を切断して新しい栗材と既存柱に墨をつけてともに手刻み加工。
仮組みをしながら隙間を修正して栓を差して固定し納めていきます。

約300年のときを耐えてきた構造体。腐食、蟻害に 栗材 がどれだけ強いかと思い知らされます。

posted by しん at 11:36 PM

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