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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

天然スレート。石盤葺。

2024年03月27日

改修工事の現場より。

今では老朽化して解体することが多くなった厠(かわや)。
厠は母屋の離れに建つ建物で水洗トイレの始まりとも言われ、川の上に家(トイレ)を建てたことから「かわや」と呼ばれた節もあるようです。

今回はこの厠(かわや)屋根の改修工事です。
屋根は天然スレート。工事は当社で施工をお願いしている、信玄石盤工房・石盤葺職人の佐々木さんたちによる修復です。

石盤葺は、粘板岩(ねんばんがん)や頁岩(けつがん)を薄く割り出した「天然スレート」と呼ばれる石材を、屋根や外壁材として建物に葺き回す技術のことです。

代表的な硯の産地である現在の宮城県石巻市雄勝町で石盤が硯と同じ石材からできていることから、はじめに習学芸石盤(学童文具/スクールスレート)が国産化され、次いで建築用スレートが生産されるようになったようです。
石巻市雄勝町の雄勝産(おがつ)や登米市の登米産(とよま)が産地として知られてきました(石盤葺ハンドブックより)

年々、少なくなっている天然スレートを使った石盤葺。
修復して大切に残していければ幸いです。

posted by しん at 10:00 PM

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