外壁・杉板押縁張り。その2:押縁
2024年03月31日
横山の家より。
前回の外壁杉板張りのブログではまず墨出しをしてバランス良く、板張りを施工する作業でした。
さて、杉板張りの次の作業に入ります。
板張りが終わると、建物の角にL字型に加工した木材を取り付け、軒天と外壁の取り合いにも木製廻縁(仕上げ材)を取り付けます。
そして板と板の間に押縁と呼ばれる板の伸縮する動きで隙間が出るため縦に一本一本、押縁を取り付けていきます。
取付する押縁はまず仮留めをしてから木下地組の横通気胴縁の間隔に真鍮釘を使い玄翁(げんのう)で真っすぐに手打ち作業をしていきます。
この時、真鍮釘の横ラインはあちこち打ち込むと波打って見えるため注意が必要です。
水糸を端から端に張って一直線に丁寧に打ち込んでいきます。
前回に引き続き杉板の良いところとして、
・地震などの揺れに対してひび割れなどの破損するリスクは非常に少ないです。
また杉板ですのでライフラインが止まっても燃料にすることができます。
外壁材はそれぞれメリット、デメリットがございますので皆さん良く、ご検討してみてください!
「地元宮城、津山町の山の木で家を建てる。」二部にわたり、外壁杉板張りの記事でした。
posted by しん at 10:36 PM