床下防湿フィルムの役割。
2024年12月15日
民家再生。秋保の家より。
基礎工事も12月に入り、明日より基礎鉄筋の組み方が始まります。その前にしっかりと転圧された砕石の上に防湿フィルムの敷き込み作業をします。
防湿フィルムは基礎下の地盤面から上がってくる湿気を防ぐ役割があります。床下の空間に湿気を上げないことでシロアリの被害や木材の腐食を抑えるとても大切な役割があります。
「床下防湿層に使用する材料は特記がなければ、ポリエチレンフィルムとして、厚さは0.15mm以上とする」
(公共建築工事標準仕様書 建築工事編 4章地業工事 より)
防湿フィルムは重なり幅を300mm以上とりながらすべての重ね部分に強力な防水テープを張っていきます。防湿フィルムを敷き込むと見事にシートの裏側に水滴がつき想像以上に湿気が上がっているのが良く分かります。
防湿フィルムは破れやすいのでコンクリート打設前の最終検査の際に破れた箇所は防水テープでしっかりと補修していきます。
posted by しん at 6:38 PM