構造材は 栗の木。
2025年01月15日
民家再生、秋保の家より。
秋保の家の構造材であります 土台、柱、桁、梁等の材種はすべて 栗(クリ)。
柱の根継ぎ用に乾燥させていた栗材。
表面仕上げした栗!ツルッツルできれいな木の目。
しかしながらこちらの8寸角は乾燥してもしっかし重い!
栗の気乾比重は 0.55程度。木の硬さ一覧表より 「中」 の硬さ・重さをもつ栗は粘りや剛性が高いので強度を必要とする部分に適しています。
気乾比重の数値が大きいほど重く硬い木材で、小さいほど軽く柔らかい木材になります。 ちなみに 杉の気乾比重は 0.38程度です。
また栗は耐久性・耐水性が高い木です。タンニンと呼ばれる物質が含まれているので耐久性が高くなり防腐効果があり虫害にも強く土台などの構造材に最適です。
気乾比重
無垢材を乾燥させたときの重さと同じ体積の水の重さを比較した場合の値です。
posted by しん at 10:50 PM