横山の家より。
遂に来ました高基礎コンクリート打ちっぱなし打設の日。
天気に恵まれこの日は11月とは思えないほどの気温!そして打設日より晴れの日が続いて養生にはもってこいの数日間でした。
高基礎のコンクリート打ちっぱなしは基礎表面を左官屋さんが上塗りせずにコンクリートを固める型枠を外し、固まったコンクリートがそのまま仕上げになるいう型枠を開けるまでヒヤヒヤの緊張感高まる工事。
今回は打ちっぱなし仕上げのためコンクリート打設の際にコンクリートに直接、入れて振動を加えるバイブレーターはご存知の方は多いかと思いますが今回は更に「壁打ちバイブレーター」を投入!
打設現場で表面仕上げには必要なアイテムで型枠の外側より振動を与え型枠と生コンクリートとの間にある気泡を取り除くというもの。
そしてこちらも打ちっぱなし仕上げには重要な作業であります「たたき」。木槌で型枠をトントン、トントンと叩く作業です。
コンクリートが流し込まれた型枠の中に気泡が入り込み、コンクリートが固まったときにその気泡が原因でぶつぶつと穴が開いているように見えることがあります。
そのような仕上げにならないために木槌で下から上に順々に「気泡よ抜けろ。気泡よ抜ける。」と想いをこめてトントン、トントンと叩いて気泡を抜いていき、しっかりとコンクリートを充填させていきます。
流し込まれて叩いていると感覚が伝わり、プカリ、プカリとコンクリート内にあった気泡がコンクリートの上端に浮んででてくるのがとても良くわかります。
今回の横山の家では「たたき」作業を基礎屋さんの他、富永設計さんのみなさんにも一生懸命、想いを込めて叩いてもらいました。(ちなみにわたくし小山も作業へ)
このコンクリート打設にはチームワークが必要でコンクリートを運ぶ生コン車の運転手さん、コンクリートを打設するポンプ圧送屋さん、コンクリートに直接振動バイブレーターをかける基礎屋さん、壁打ちバイブレーターをかける基礎屋さん、コンクリート表面を均す左官屋さん、型枠の通りや膨れ等がないか相番する型枠屋さん、「たたき」作業をする基礎屋さん、設計事務所の監督さんたち、細かな部分を確認しながら全体を見渡す現場監督など、ひとりも欠けることなく「チーム」になって一途に職人の技を打ち込みます。
きっとみんなの気持ちが通じて良いコンクリート打ちっぱなし仕上げになるはずです。
まずは高基礎コンクリート打ちっぱなし打設、ありがとうございました。
引き続き、みんなで頑張っていきましょう!