みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2020/03/29
特寸サッシ、みんなの...
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

【コラム】差尺をめぐって

2020年03月13日

家具選びで特に気合が入るのがダイニングのテーブルと椅子ではないでしょうか。
ほぼ毎日使用し、家族みんなが同時に使い、体を預けるものだからぜひ慎重に選びたいものです。

セットを選ぶ場合、座って違和感がなければ問題ありませんが、テーブルと椅子を別々に揃える場合は高さが合っているかをチェックしなければなりません。
このテーブルの高さと椅子の座の高さの差を「差尺」と言いますが、その差はテーブルであろうと座卓であろうとほぼ一定で、270mm前後が快適に食事できる差尺と言われます。300mm以上になると背伸びして食事しなければならず、250mm以下になると窮屈になる。もちろん体格によっても異なりますが、快適な食卓の差尺は270mmくらいと覚えておけば間違いないでしょう。
写真のテーブルは創オリジナルのダイニングテーブルです。脚は鉄で造り、天板はタモの集成材にしましたが、天板は他の材料を使うこともできます。また、石巻出身の家具作家がつくる『木のしごと樹々』のテーブル、椅子のオーダーもお受けしています。テーブルと椅子の高さも指定できるので使いやすさは折り紙付きです。

posted by Fuji at 2:16 PM

【コラム】漆喰壁の反射効果

2020年02月2日

漆喰は調湿性にすぐれ空気の殺菌効果もあります。無垢材との相性も抜群で、例えば同じ白壁にしてもクロスには到底及ばない落ち着いた雰囲気を演出します。その独特さはなぜ生まれるのか、それは光の反射と拡散のせいではないかと考え調べてみました。

わかったことは漆喰の反射率は高く、数字では75~85%。それに対し壁紙は淡い色のもので40~70%。ちなみに白タイルで70~80%なので、漆喰の反射率の高さがわかります。それなのに漆喰壁の部屋では、同じ光量でもやわらかくやさしく感じるのはなぜか。それは主成分であるカルシウムが光を拡散させやすいからなのだそうです。つまり漆喰は反射率が高いが、拡散効率にもすぐれるので、光が部屋全体に行き渡るというわけです。それはすなわち、より少ない照明で部屋が明るくできるということで、省エネにも有効です。

 

 

posted by Fuji at 11:00 AM

【コラム】照明のこと

2019年12月22日

私たちは間接照明を多く使います。ペンダントライトを使うのはだんらんの間や和室くらいで、それ以外の直接照明はダウンライト。ほかは間接照明です。さらに直接照明でも白昼色の蛍光灯はほとんど使わず電球色を使います。最近は白昼色と電球色を調光できるLEDもあり使いますが、それでも電球色が好み。理由は木の家には温かみのある明かりが似合うと思うからです。
そんな照明効果を際立たせるため、引き込み障子が備わる掃き出し窓の上部に間接照明を仕込みます。照明自体は障子枠に隠れるので点灯しなければ照明があることはわかりませんが、夜にはぼんやりした明かりが白漆喰の壁と木の美しさを際立たせ、天井近くを照らすことから空間の広がりを強調します。
健康のためには昼夜とも同じ光量の環境で過ごすより、就寝時間に近づくに従って光量を落とすのが理想とか。夜には夜の明るさを楽しみたいですね。

 

posted by Fuji at 4:19 PM

【コラム】障子のこと

2019年11月29日

吉村順三は日本の伝統とモダニズムを融合させた建築家で、木の温かみが生きる簡素な生活空間づくりを得意としました。作品は椅子照明、そして建具にも及びますが、今回紹介したいのは障子です。

「吉村障子」と呼ばれるそれは、框(障子の外枠)と組子(格子になる縦横の材)の寸法を18ミリに統一したもので、複数の障子を立てたときに1枚に見えるようにしています。框と組子の寸法に差があると障子一枚一枚が際立つけど、同寸なら一体化できるというわけです。通常、組子は框より細いので、組子が太い吉村障子は一見ゴツい印象があります。しかし大きな開口部に複数枚が立つと、不思議なことにすっきりした印象になります。

障子は和の家のもの、木の家=和風。そんなふうに捉えられがちですが、障子があってもモダンな空間は可能だし、木をふんだんに使ってもすっきりした空間はつくれるのです。

 

 

posted by Fuji at 10:11 AM

【コラム】防音と開放性

2019年10月19日

自信を持ってオススメする素材にセルロースファイバーがあります。完成見学会にお越しいただいた方には説明するので、ああ、と思い出されるかもしれません。新聞古紙を主原料にしたその詳細はこちらをご覧いただくとして、長く扱っていて感じるのは気密性と断熱性能の高さ、そして防音性能に優れていること。つまり外の騒音を室内に伝えず、宅内の音も外に漏れにくいのですが、防音性の高さゆえ宅内の音が内部で響きやすくなります。

もう一つ、宅内の音問題で気をつけなければならないのが間仕切りです。家族それぞれのプライバシーを重視するなら個室を壁で仕切ればいいのですが、すると、開放感は損なわれ熱効率は悪くなります。無垢材と自然素材で建てる私たちは、風や光を家中に行き渡らせたいとの考えから開放感を求めますが、そのため家族の生活音が思った以上に気になるということになりかねません。

開放性か防音、プライバシーか。これ以外でも、家づくりではあっちを立てればこっちが立たないということがよく起き、その都度選択に迫られます。より理想の家に近づけるためにいろんな可能性を踏まえじっくり考えることが大切ですし、私たちはプランニングから最適なアドバイスを心がけています。

posted by Fuji at 10:46 AM

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