【コラム】消しゴムとアイロン
2019年08月10日
木の家の良さをご紹介すると、お客様から手入れについて聞かれます。漆喰壁や無垢の床材は手入れが大変ではないか。
そこでちょっとした手間でできる簡単な手入れをご紹介します。
〔漆喰壁の手入れ〕
なぜか漆喰壁についたボールペンの汚れ。インクは洗剤で拭いても染みが広がるだけ。
そこで役立つのが砂消しゴムです。
強い力でこするのではなく、ゆっくりこするのがコツです。汚れを削り落とすので若干傷は残りますが、汚れはほぼ消えます。もし傷が気になったら細目のサンドペーパーで表面を滑らかにしてください。大きな汚れの場合は初めからサンドペーパーを使うのがオススメです。
〔床の傷を治す〕
杉材は、柔らかくて肌触りも優しく温かい。ただその分傷つきやすいのが弱点です。唐松、檜も杉ほどではないが、傷はつきます。
たとえば硬いものを床に落としてできた傷。そこで役に立つのがたっぷり濡らした雑巾とアイロンです。
傷の箇所に濡らした雑巾の水をポトリポトリ。。。
次に、雑巾を置き、上からアイロンをジュジュッ!!とやってください。
高温のスチームで、躊躇せずぐいぐい押し付けるようにするのがポイントです。
蒸された木の香りがしたら完了です。
鋭く凹んでいた部分が盛り上がり、だいぶ目立たなくなっています。
木の繊維が破れたのは復元できないので、ちょっと痕は残りますが、凹みはほとんど復元できました。
posted by Fuji at 8:41 PM