太柱、根継ぎ。金輪継ぎ。
2025年07月13日
民家再生、秋保の家より。
既存の太柱である栗八寸の根継ぎ、開始です。こちらの柱は変則の根曲がりに加えて更に丸面の柱で同じ面はなしと中々の代物。
数百年のときを重ね腐食や蟻害に耐えてきた骨組みですが、いくら栗材といえど痛みは長い年月で進んでいました。
墨付けをして腐食箇所を切断して新しい栗材を 金輪継ぎ にて手刻み加工していきます。
太柱のため縦挽き加工は窓鋸(まどのこぎり)を使って加工していきます。
約300年のときを耐えた 秋保の家。これから先も元気で入れるように手を加えていきます。
posted by しん at 11:15 PM