礎石を生かす。
2025年03月12日
民家再生。秋保の家より。
古民家の裏山の梅の花も咲き、とてもあたたかな今日このごろ。
コンクリート打設してから養生期間もじっくり時間をかけ晴れてこのほど型枠解体となりました。
エアーホールを極力出さない様に木づちを使い叩きながら空気を取り出したかいもあり、きれいな基礎表面と長い間建物を支えてきた大切な礎石を生かした基礎が完成しました。
posted by しん at 11:33 PM
随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。
2025年03月12日
民家再生。秋保の家より。
古民家の裏山の梅の花も咲き、とてもあたたかな今日このごろ。
コンクリート打設してから養生期間もじっくり時間をかけ晴れてこのほど型枠解体となりました。
エアーホールを極力出さない様に木づちを使い叩きながら空気を取り出したかいもあり、きれいな基礎表面と長い間建物を支えてきた大切な礎石を生かした基礎が完成しました。
posted by しん at 11:33 PM
2025年03月9日
民家再生。秋保の家より。
約10mちょっとの栗の無垢材で創る上がり框。
自然乾燥で数年寝かせた栗を3本、継いで1本の一直線に通った長さのある上がり框を完成させます。
継ぎ方は以前ブログでもご紹介した柱の根継ぎ(腐れや虫食いの部分を取り除き新しい木材と継ぎ合わせる)と同様に 金輪継手 という木組みでガッチリと継ぎ、桧土台と抱き合わせて創り上げます。
ひとつひとつ手創りで仕上げています。
posted by しん at 10:43 PM
2025年03月5日
民家再生。秋保の家より。
今日は当時の鴨居の納まりを見ながら勉強。
鴨居の上(下がり壁)は吊束(こちらは横蟻)のほか小舞竹の硬い節の部分を利用して鴨居の小口につくった蟻穴(アリの頭の形)に仕込むことで鴨居と竹小舞い土壁を一体化にし強度をもたせます。
手間を惜しまず、ひと手間かけた手仕事がここにもありました。
posted by しん at 10:25 PM
2025年03月2日
10年以上前に京からかみを買い付けに当時新築中のお施主様、建具屋さんと一緒に京都を訪れました。
その後、工事依頼を受けるお施主様には京からかみをご紹介しながら今まで数々、施工させていただきました。
唐紙
唐から伝来した細工紙を唐紙と呼んだが、後に襖紙を 「から紙」 呼称するようになった。
原材料の紙は手すきの越前和紙又は黒谷和紙である。版木は、バレンを用いないために彫りが深い。手のひらで摺るので柔らかな味がでる。
京都は、寺院や離宮など古来の木版による「から紙」が必要とされ製紙工程や版木彫工程において伝統的な技術が継承されてきました。
(京都市の伝統作業より。)
posted by しん at 7:57 PM