みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2024/11/27
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

長い軒と濡れ縁。

2019年06月25日

“丸柱が語りつぐ家”より。

だんらんの間より南側の掃き出し窓を開けて一歩、外へ出ると東西にそれはそれは延びた、きれいな桧材をつかった木製濡れ縁が完成!

長~い濡れ縁は10m以上。ヒノキの香りも良く、節もまた美しい。
900㎜も奥行があるのに少々の雨では当たらない。
それもそのはず長くせり出した軒の出はスッポリとかぶさるように濡れ縁に傘をかけてくれているからです。

濡れ縁は、外でありながら家のなかのように過ごせる中間領域。
ちょっと腰かけてお茶したり、本を読んだり、ゴロリと横になってみたり………。

使い方は様々。ホッとできる領域になることは間違いないですね。

posted by しん at 9:40 PM

【コラム】家が鳴る

2019年06月22日

無垢材で建てた家で起きる現象に「家鳴り」があります。

完成後1年、2年目の乾燥する冬場に、梁などが割れ、パキッ パキパキッ。。。パンッ!という音がするのです。

「木が動く」と呼ぶこうした現象はなぜ起きるのか。それは木が乾燥していく過程で表面と内部の水分量に差が生じるからで、さらにいうと、木の乾燥、収縮とは、木材の組織が結合し強度を増す過程だそうです。置かれた環境(湿度や温度)にマッチするよう木は自ら調整し、構造の安定と強度を高めるのです。

 

ところで、仕口や継手による木組みの構法では、木材が動くことによって構造材をがっちり強固に組む効果もあり、木は動きながら強くなっていきます。

初めてだと怖ささえ感じる「家鳴り」には、強くなって家を支えていこうという木々の決意が込められているのかもしれません。

 

posted by Fuji at 10:10 AM

外構工事の準備。

2019年06月18日

”丸柱が語りつぐ家”より。

内部では左官屋さんの漆喰塗が進む中、今週から始まる外構工事の準備のため長い間、つかってきた木材類を整理して使わない木材の搬出作業です。

~山の景色がとてもきれいな木材倉庫のある三輪田へトラックに積み込み出発です。

 

posted by しん at 10:35 PM

漆喰を真壁へ。

2019年06月15日

”丸柱が語りつぐ家”より。

仕上作業にはいっている現場。木完検査が完了した2階より報告します。

漆喰のつのまたのかおる室内に滑らかに鏝を使う左官屋さんの姿があります。

内部足場をかけていました吹抜け部分はいよいよ足場が外され真壁の化粧柱、化粧梁を引き立たせるように左官屋さんの仕上げてくれた漆喰の白壁が反射光になって自然光を各所にとりいれ、室内をひときわ明るくしてくれています。

造作の洗面台も細かなモザイクタイルを使い、タイル屋さんの仕上げ作業中です。

 

posted by しん at 10:31 PM

上がり框を創る。

2019年06月11日

『丸柱が語りつぐ家』より。

現場は木工事の最終段階に突入。
大工さん玄関上がり框の加工~取付作業中です。

上がり框とは、玄関で靴を脱いで段差の上端に水平に取付られる横木のことを言います。
この部分を高品質な木材を用いる場合も多いですし、木材以外の大理石などの石材を取り入れる方法もあります。

今回登場の上がり框は無垢の栗材を使用。

取付部分は施主様と打合せを入念におこなった斜めのラインからの直角と中々の難易度。
角度のつく部分は無垢材のため木そのものが動き、角の隙間が出やすいため弊社では裏側よりボルトにて補強しております。
(ひとの骨のようにがっちりとなるべく開かないための工夫です)

posted by しん at 10:46 PM

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