荒板。押入の仕上げ。
2019年07月9日
二重張り(下地張り→仕上げ張りの二重構造)された床の下地板。
ここに隠れた工夫をお話しします。
創では材木屋さんに製材して創ってもらっている、とても良い無垢の板があります。
その板は材質がヒノキですので耐久性、保存性、水にも強く、抗菌、消臭、防虫効果などがある。
しかしながら無垢材は調質により伸縮し、時にして経年変化で隙間が生まれる恐れがあります。
「創」ではこの隙間を生じさせないため、写真のように組み合わせる板材にカギ形の加工を施しています。
この加工を施した板を「相決板(あいじゃくりいた)」と呼んでいます。
「創」では1、2階の床の下地板(その上に更に仕上げの無垢板を張る)や押入の壁、スノコ板などにぞんぶんに使用しています。
posted by しん at 10:34 PM