桧の枝と外壁杉板張り。
2020年12月5日
「5層2.5階建ての家」より。
気が付くと早や12月……….
こちらの現場も自然乾燥させていた外壁の杉板が現場に搬入。板張り作業が始まりました。
乾燥している丸太を使い製材して、赤太の部分を使いますがこれが中々、大変な作業。
丸太は白い部分を”白太”と呼び、赤い部分を”赤太”と呼びます。
白太は樹皮に近い部分で養分を貯蔵・分配をしたりしているところです。水分や養分が多いので虫食いの多い場所でもあります。
逆に赤太は白太に比べると耐朽性が高いとされ、構造材に赤太が使われるのが多いです。
白太は柔らかく、赤太は堅いです。
下の写真は押縁を取り付ける前の状況です。
現場では簗田大工さん、ときにノミの刃もかけると言われる固いヒノキの枝を抜け節(死節)にねじ込み、節を蘇らせます。
これなら太陽の日差しを浴びて、乾燥し抜け落ちることはまずないでしょう。
posted by しん at 10:16 PM