みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2025/03/12
礎石を生かす。
Instagram

家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

床下防湿フィルムの役割。

2024年12月15日

民家再生。秋保の家より。

基礎工事も12月に入り、明日より基礎鉄筋の組み方が始まります。その前にしっかりと転圧された砕石の上に防湿フィルムの敷き込み作業をします。

防湿フィルムは基礎下の地盤面から上がってくる湿気を防ぐ役割があります。床下の空間に湿気を上げないことでシロアリの被害や木材の腐食を抑えるとても大切な役割があります。

「床下防湿層に使用する材料は特記がなければ、ポリエチレンフィルムとして、厚さは0.15mm以上とする」
(公共建築工事標準仕様書 建築工事編 4章地業工事 より)

防湿フィルムは重なり幅を300mm以上とりながらすべての重ね部分に強力な防水テープを張っていきます。防湿フィルムを敷き込むと見事にシートの裏側に水滴がつき想像以上に湿気が上がっているのが良く分かります。

防湿フィルムは破れやすいのでコンクリート打設前の最終検査の際に破れた箇所は防水テープでしっかりと補修していきます。

posted by しん at 6:38 PM

防水層の改修工事。

2024年12月11日

こちらは改修工事の現場より。

長い年月で傷んでしまったベランダの床を地震で耐えられるように補強して新たな防水層を創りFRP防水でしっかり防水します。

ベランダ内は施工、養生期間に雨や雪が吹き込まないように上部に最小限の通気口をつくり厚手のブルーシートと塗装用のマスカーで何重にも養生します。
FRP防水はプライマーを塗布して付着を良くしガラスマット敷き込みさせ硬化させてトップコートを上塗りして仕上げていきます。

今回の工事では紫外線等でひどく傷んだ外壁防火サイディング張りの目地シーリングも既存を撤去して新たに打ち直ししています。

posted by しん at 10:02 PM

上棟式より早一年。

2024年12月8日

昨日、今年8月にお引渡しをしました 横山の家 に照明器具の取り付けと冬になり生活を始めてからの木の動きなどを確認にお邪魔してきました。

12月に入り、薪ストーブには薪がくべられ室内はポカポカ。
バイオ乾燥した杉の床や天井は若干の動きはありましたがこれからどのくらい動くかな といったところでした。

”とても快適に住んでいます” とお施主様より。
創り手にとって、とてもうれしいお言葉。ありがとうございます。

上棟式が行われたのは 2023年12月末。
あれから早いもので一年が過ぎようとしています。

posted by しん at 7:22 PM

月見台のある家。

2024年12月4日

久々のご自宅に当時を思い出す。

山々に囲まれた一軒家。とても夜空のきれいにみえるその場所にどうしても創りたかった 屋根の上の月見台。

桧の床板に座り、肘がかるく掛けられる程度の低い手摺。
ここから見る 月や夜空 は格別です。
木組みの月見台は今もしっかりと使われています。

……..月見台と聞いて頭をよぎる、あの日みた桂離宮を思い出します。

posted by しん at 11:23 PM

基礎工事、進捗状況。

2024年12月1日

民家再生 秋保の家より。

現場では外周部の基礎型枠工事を礎石の凹凸をうつしながら大工さんが進めています。

内部では柱と梁、骨組みだけの状態。そのため倒壊、ゆがみ等を防ぐため根がらみ、筋かい等にて補強しています。

補強材を一度に外せないので 約57坪の平屋を四分割 にして重機を使いながら掘削~砕石敷き込み・転圧作業を進めております。
初めにコンクリートで固めた礎石付近は特に慎重に手作業にて丁寧に形を創っていきます。

引き続き、安全に作業を進めていきましょう!ご安全に!
今週もよろしくお願いします!

 

posted by しん at 6:27 PM

投稿カレンダー

2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

最近の投稿