みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2024/11/24
礎石の上。光付け。
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【コラム】石いろいろ2

2021年05月13日

薪ストーブの強烈な熱から家を守るために石は欠かせません。

炉台、炉壁に多く使われるのが凝灰岩で、有名なのが栃木の大谷石、そして青森の十和田石ですが、宮城にもそれらに匹敵する秋保石と野蒜石があります。

両者とも耐久性と耐火性、耐水性に優れながら加工しやすいことから、明治から戦前にかけて最盛期を迎えましたが、戦後から高度成長時代になると建築材として利用されることも少なくなり、秋保石は現在数社しか取り扱っておらず、野蒜石については切り出す業者がなく幻の石になっています。古い土蔵などで使われているので、私たちも気づかないうちに目にしているかもしれません。

両者とも全体に黄色味がかった色合いは石の硬質な印象を感じさせず、薪ストーブの優しい温かさによく似合っています。また堆積の時に混じった大小さまざまな石が美しい表情を見せるのも魅力です。

 

 

posted by Fuji at 9:53 AM

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