みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2025/04/16
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

基礎工事、進捗状況。

2024年12月1日

民家再生 秋保の家より。

現場では外周部の基礎型枠工事を礎石の凹凸をうつしながら大工さんが進めています。

内部では柱と梁、骨組みだけの状態。そのため倒壊、ゆがみ等を防ぐため根がらみ、筋かい等にて補強しています。

補強材を一度に外せないので 約57坪の平屋を四分割 にして重機を使いながら掘削~砕石敷き込み・転圧作業を進めております。
初めにコンクリートで固めた礎石付近は特に慎重に手作業にて丁寧に形を創っていきます。

引き続き、安全に作業を進めていきましょう!ご安全に!
今週もよろしくお願いします!

 

posted by しん at 6:27 PM

礎石の上。光付け。

2024年11月24日

民家再生。秋保の家より。

創でも玄関ドア前の化粧柱を丸い形をした石の上に面の凹凸クセをとり建てるときがあります。

秋保の家は江戸時代の建築。
コンクリートの平らな面とは違い合わせる面は礎石の上のため凹凸があります。

この凸凹の面に木材をピタリと取り付ける加工技術を 光付け と呼びます。

作業は初めに石の上のどの場所に柱や床束が乗るか墨線をひきますがこの時、つけたと思われる墨が今も消えずに残っていました!

よ~くみると 「へ通り」。ここは私の描いた図面も 「へ通り」 でした。光付けも見事!礎石に木材が馴染んで地震や風で簡単にはずれない様になっていました。

posted by しん at 10:13 PM

根継ぎは金輪継手で納める。

2024年11月17日

民家再生、秋保の家より。

既存の柱は栗6寸(角でもなく丸でもなく)。すべて違う形状の柱。
腐食箇所を切断して新しい栗材と既存柱に墨をつけてともに手刻み加工。
仮組みをしながら隙間を修正して栓を差して固定し納めていきます。

約300年のときを耐えてきた構造体。腐食、蟻害に 栗材 がどれだけ強いかと思い知らされます。

posted by しん at 11:36 PM

根継ぎ。どこで継ぐか。

2024年11月13日

民家再生、秋保の家より。

柱は通常、正方形の形で四つ角は直角(90°)でできている。今回の現場はほぼ全て直角はなく丸面で更にくねりと曲がっている。

そんな柱を腐朽または蟻害で損傷したときに柱の足元を切って部分的に取り替える 根継ぎ をして継いでいく作業です。

さてどこで継ぐかみんなで相談中です。
しかしいい具合に悩ましいくらい曲がっています。

posted by しん at 11:12 PM

新しく桧土台を取付しました!

2024年11月6日

民家再生、秋保の家より。

約300年ものあいだ礎石の上に建ち並ぶ柱は根腐れがひどい。湿気の多い北側は特に木の傷みが激しい。
幸いにして今回の柱は木自体がとても固い広葉樹:栗をつかっていたので表面だけ傷んでいるだけで中は生きている柱も多い。

油圧ジャッキと支柱サポートで建物を支えながら足固めを取り外し根腐れ部分をカットして新たな桧土台で柱と土台をつないでいきます。
東西南北:順調に進行中です。

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posted by しん at 12:10 AM

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