江戸時代の銭貨、現る!
2024年10月9日
民家再生 秋保の家より。
現場内の梁桁等の清掃中に古銭を発見!
調べてみるとなんと、江戸時代に造られた銭貨 「寛永通宝」
寛永通宝は穴銭に分類され、現代のような丸い穴ではなく、四角い穴が特徴です。江戸時代で最初に鋳造された年の年号から「寛永通宝」が名付けられたそうです。
発行年は 1708年(宝永5年)のようです。

今から300年以上も前の銭貨はいまもしっかりとここに残っておりました。
posted by しん at 12:18 AM
随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。
2024年10月9日
民家再生 秋保の家より。
現場内の梁桁等の清掃中に古銭を発見!
調べてみるとなんと、江戸時代に造られた銭貨 「寛永通宝」
寛永通宝は穴銭に分類され、現代のような丸い穴ではなく、四角い穴が特徴です。江戸時代で最初に鋳造された年の年号から「寛永通宝」が名付けられたそうです。
発行年は 1708年(宝永5年)のようです。

今から300年以上も前の銭貨はいまもしっかりとここに残っておりました。
posted by しん at 12:18 AM
2024年10月6日
民家再生 秋保の家より。
大工さんたちの現在行われている柱、梁桁の清掃作業中、今では使われることの少なくなった希少なものを発見!
出てきたのは 「和釘」。

釘には和釘、洋釘があります。
みなさんが一般的に目にする釘は「洋釘」。頭が平たくて軸が丸いもので工場で大量生産されています。
一方、「和釘」の頭は種類によって様々な形がありますが、軸のほとんどが角ばった形をしています。
和釘は一本一本手打ちで仕上げられます。洋釘とは違い加熱・鍛錬をしているため表面に形成された酸化被膜によってその後の腐食に強くなっています。
また硬い釘は木材の節まで割ってしまい木材が使い物にならなくなります。
一方、和釘に使われる材料は 軟鉄 をつかっているため打ち込んだ先に固い節があるとその節を避けて自ら曲がっていくので節を割らずにすみ木材を痛めることはないのです。
先人が考え創り出した手打ちで仕上げる「和釘」を調べていくとその魅力と奥深さに驚きと魅力を感じます。
posted by しん at 10:55 PM
2024年10月2日
民家再生、秋保の家より。
今日は10月だというのに気温は30℃超え!
内部足場にのぼり梁、桁に長年たまった煤などを落としていく清掃作業。
とにかく何百年分はすごい量です。
地味な作業に思えますがこれがとても重要な作業。
大工さんと私、様々な道具を持ち出しとにかく一生懸命、一心に煤をはらい磨き上げます!
内部足場を移動しながら数日間この作業を進めていきます。
上を見上げると磨いたあとがキレイに仕上がって分かるのがとてもうれしいです。

posted by しん at 10:42 PM
2024年09月29日
民家再生、秋保の家より。
石巻の木材加工場では墨付けと並行して手刻み加工の作業中です。
普段は見えなくなる土台も今回の工事は化粧土台。もちろん柱も真壁になるので化粧柱として構造があらわしになります。
化粧土台の継手は「金輪継ぎ」と言って、かみ合うように加工した両方の材を接合して栓で止めます。接合部に目違いと呼ぶ加工を施すことで、ひとつの栓(カシの木)でもねじれに強い継手になります。

化粧土台の出隅(角)は2つの部材を45度に取り合うように合わせた大留めでは後々、口(角が合わさった部分)が開いてしまう可能性があるので木と木が組み合わさって留め口がしまり開きにくくするように継手を創ります。

今週は手刻み加工した桧材を秋保まで運搬作業です。
posted by しん at 10:04 PM
2024年09月25日
民家再生、秋保の家より。
長年、梁や桁の上に蓄積された煤やホコリなどを取り除く清掃こすり落としの作業用として移動式内部足場を組んでいきます。
室内はとても広いため足場を移動しながらの作業になります。
梁や桁類のいい感じの色艶を残しつつも大工さんの感覚で行なう手作業はここにもあります。

posted by しん at 10:13 PM