秋保石の話。
2025年01月22日
民家再生。秋保の家より。
以前にも何度かブログでご紹介している 秋保石。
先日、12年ほど前に新築しましたお客様へ調整にお伺いしました。
こちらの薪ストーブの炉壁・炉床には厚みのある 秋保石 を使っています。
私と秋保石の出会いは今から23年ほど前に以前勤めていました会社の現場監督時代、仙台市:秋保の里センターを新築した際につかったのが始まりです。当時は石工事の担当で石の特徴や加工~施工に至るまで勉強させていただきました。
秋保石は仙台市秋保町で採掘される凝灰岩です。特徴は様々な大きさの小石や土が含まれていて土の部分を取ってしまうとくぼみになります。
色はグレーから段々にベージュになっていきます。ミソと呼ばれる黒や茶色の斑紋も特徴のひとつです。
秋保石は調湿性や脱臭性、耐久性、耐火性に優れていることから蔵や塀などに使用させてきました。
創でも写真のように薪ストーブの炉壁・炉床、外構工事では敷石、庭園などに使用しています。
下の写真でもわかるように秋保石は小石や土が入り混じってとても良いやわらかな表情をしています。
今回の民家再生工事でも床下に眠っていた秋保石が出てきましたので大切に、のちにきれいに洗浄クリーニングして再利用の予定です。
posted by しん at 9:21 PM