みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2024/11/24
礎石の上。光付け。
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家づくりの現場から

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上棟式と五色の旗

2022年06月10日

むかしは当たり前だったのに、今では珍しくなったので「そこまでやるか!?」と言われるのが当社の上棟式です。餅まき・投げ銭はもちろん、代表自らが祝詞を上げるなど、とことん古式に則った式次第で工事の安全とご家族の繁栄を祈ります。

棟上げした屋根には神々に祈る飾りを施しますが、様式は地域によってさまざま。石巻地方では六角形の大きな矢車を立て、中心と四方を青・赤・黄・白・黒の五色の旗で彩ることが多いようです。五色の意味は古代中国で発生した五行説に基づくもので、それぞれ青(木)・赤(火)・黄(土)・白(金)・黒(水)と結びつき、天地万物を成す5つの要素を象徴するそうです。また同時に方位の守神と関係し以下のようにつながります。

「青」は木を表し東を守る。

「赤」は火で南。「黄」は土で中心。「白」金で西。「黒」は水で北。

家づくりはかくも神聖ですが、効率性が第一の現代では疎かにされがちです。それでもこうした儀式にこだわりたいのは、上棟が大工にとって晴れ舞台ともいえる節目であること。そして施主様にとっては一生に一度の大仕事だと考えるからです。

 

上棟の祭壇

屋根には矢車と呼ぶ六角の飾りが置かれる

 

posted by Fuji at 3:10 PM

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