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家づくりの現場から

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【コラム】家が鳴る

2019年06月22日

無垢材で建てた家で起きる現象に「家鳴り」があります。

完成後1年、2年目の乾燥する冬場に、梁などが割れ、パキッ パキパキッ。。。パンッ!という音がするのです。

「木が動く」と呼ぶこうした現象はなぜ起きるのか。それは木が乾燥していく過程で表面と内部の水分量に差が生じるからで、さらにいうと、木の乾燥、収縮とは、木材の組織が結合し強度を増す過程だそうです。置かれた環境(湿度や温度)にマッチするよう木は自ら調整し、構造の安定と強度を高めるのです。

 

ところで、仕口や継手による木組みの構法では、木材が動くことによって構造材をがっちり強固に組む効果もあり、木は動きながら強くなっていきます。

初めてだと怖ささえ感じる「家鳴り」には、強くなって家を支えていこうという木々の決意が込められているのかもしれません。

 

posted by Fuji at 10:10 AM

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