みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2021/06/20
奏でる家。建て方作業...
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

【コラム】蟻と蛇と畦道

2019年07月27日

木組みの技について、ちょっとしたうんちくをご紹介します。

二つの部材を直角または斜めに組み合わせる場合の接合を「仕口」と言いますが、その代表例が写真にある『蟻かけ』です。部材の一方を蟻の牙のような台形にすることからそう呼ばれますが、なぜそんな名前がつけられたのか。

ほかには『鎌継ぎ』の鎌は蛇の鎌首が由来とされ、溝を切るために使う『畦挽鋸(あぜひきのこ)』は、田んぼの畔道が由来なんだそうです。

こうした技術や道具に身近な生き物などの名前をつけるのは、徒弟制度が当たり前の時代に、弟子入りしたばかりの小僧でも覚えやすいようにするためと言われます。読み書きも満足にできない子供に、正しくわかりやすく仕事を教えるために親方たちが工夫し、小僧たちは生き物を思い浮かべながら仕事を覚えていきました。

ちなみに、蟻がつく呼称は多く、蟻首、蟻継ぎ、蟻差し、蟻止、雇い蟻、吸付き蟻などがアリます。

 

 

 

posted by Fuji at 9:06 AM

【コラム】家が鳴る

2019年06月22日

無垢材で建てた家で起きる現象に「家鳴り」があります。

完成後1年、2年目の乾燥する冬場に、梁などが割れ、パキッ パキパキッ。。。パンッ!という音がするのです。

「木が動く」と呼ぶこうした現象はなぜ起きるのか。それは木が乾燥していく過程で表面と内部の水分量に差が生じるからで、さらにいうと、木の乾燥、収縮とは、木材の組織が結合し強度を増す過程だそうです。置かれた環境(湿度や温度)にマッチするよう木は自ら調整し、構造の安定と強度を高めるのです。

 

ところで、仕口や継手による木組みの構法では、木材が動くことによって構造材をがっちり強固に組む効果もあり、木は動きながら強くなっていきます。

初めてだと怖ささえ感じる「家鳴り」には、強くなって家を支えていこうという木々の決意が込められているのかもしれません。

 

posted by Fuji at 10:10 AM

【コラム】木の家は、ゆるい

2019年06月7日

かれこれ7年近く前にある雑誌が、『あたらしい木の家』という特集をしていました。木の家が注目されだして結構な年月になるのです。その記事の中にこんなくだりが。

 

「(木の家は)ある意味ルーズな構造ですが、それがクッション性にもなって、中で暮らす人の疲れを軽減している。 “ビクともする”構造だからこそ、体に柔らかく、優しく、穏やかに感じるのです」

 

なるほど、そういう見方があるか。

無垢材は、反り、曲がり、捻れ、割れる。しかし、しっかりした仕事がされていれば構造的な問題は生じず、むしろ住む人にいい影響をもたらします。自然の摂理に沿うから住む人に緊張を強いず、優しく包むのかもしれないし、それが人気なのは、ギスギスして気忙しい生活に対するアンチ。ちょっとゆるい方がいい、という気分があるからなのかもしれません。

木の家にはやさしさと心地良さがあり、設計スタイルも許容する幅広さもある。堅苦しくなく、大げさでない「ゆるさ」も木の家の魅力なのです。

 

 

posted by Fuji at 10:23 PM

コラムはじめます

2019年06月6日

WEBサイトのリニューアルに合わせ、新たに連載コラムをスタートさせます。

木組みの家づくりやその特徴、住まい方のコツ、自然素材についてなど、

さまざまなテーマのもと、より深く、わかりやすく、私たちの家づくりを

ご紹介していきます。

こんなことが知りたい!というご要望もぜひお寄せください。

 

 

posted by Fuji at 9:55 AM

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