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【コラム】霧よけの役割

2020年09月18日

庇は建物を雨や陽射しから守ります。

屋根や軒より控えめで、大きさや形によって呼び名も様々ですが、窓の上に設ける小さな庇は「霧除け庇」と呼ばれます。ハウスメーカーの家ではほとんど見かけないし、あまり目立たないので必要なのかと思いがちですが、調べてみると予想以上に重要な役目を持っていることがわかります。

私たちが最も多く用いる霧除け庇の大きさは、壁面から先端までの出寸法で約200mm。これにより太陽高度が最も高くなる夏至の時で、庇から約1100mm下まで陽射しを防ぐ効果があります。つまり一般的な大きさの腰窓をカバーするくらいの日除け効果があります。これは雨の場合でも同じで、叩きつけるような風雨ではそうはいきませんが小雨なら確実に雨よけ効果があります。

さて、この「霧除け庇」は、別に「眉庇(まびさし)」とも呼びます。由来は武将の兜で、額のあたりに位置するつばをそう呼ぶそうです。ちょうど眉のように見えるからでしょうか。家にとっても「霧除け庇」は、家の顔立ちを整える重要なアクセントにもなります。

posted by Fuji at 1:30 PM

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