みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2024/11/27
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

【コラム】障子のこと

2019年11月29日

吉村順三は日本の伝統とモダニズムを融合させた建築家で、木の温かみが生きる簡素な生活空間づくりを得意としました。作品は椅子照明、そして建具にも及びますが、今回紹介したいのは障子です。

「吉村障子」と呼ばれるそれは、框(障子の外枠)と組子(格子になる縦横の材)の寸法を18ミリに統一したもので、複数の障子を立てたときに1枚に見えるようにしています。框と組子の寸法に差があると障子一枚一枚が際立つけど、同寸なら一体化できるというわけです。通常、組子は框より細いので、組子が太い吉村障子は一見ゴツい印象があります。しかし大きな開口部に複数枚が立つと、不思議なことにすっきりした印象になります。

障子は和の家のもの、木の家=和風。そんなふうに捉えられがちですが、障子があってもモダンな空間は可能だし、木をふんだんに使ってもすっきりした空間はつくれるのです。

 

 

posted by Fuji at 10:11 AM

床の下地づくり。

2019年11月28日

”自分たちで創る古今の家”より。

外部作業は屋根工事が終わり、外壁の漆喰塗り下地である木摺り板張りの準備中。

内部の状況はというと及川棟梁が床の作業中。
下地板に使われるのは、創仕様でございますヒノキ相尺り板を張り、その上に今回は赤松の無垢板を張っていきます。

2階はもう一層あり足音などの音をやわらげ、更に断熱性を高める床下地材:床コンビボードを採用しています。

posted by しん at 10:04 PM

軒先を折りたたむ。

2019年11月24日

”自分たちで創る古今の家”より。

天候とのタイミングが合わずに中々進まなかった屋根葺きもようやくと大詰め。

今回の仕上げは外壁漆喰塗りということでカラーは銀黒。

2階の大屋根はガルバリウム鋼板長尺横葺き。
1階はゆるく長い勾配の立平葺きで仕上げ、その先端の軒先を更に折って仕上げます。
ここは板金屋さんの握力がかなり必要なところなのです。

 

posted by しん at 10:58 PM

外気温と薪ストーブ。

2019年11月20日

只今(22時半頃)、外気温:4.2℃ 湿度:60%

表示の上が室温、下が外気温(薪小屋に取り付けている温度センサーよりのデータ)。
明日の朝は今日より冷えこむそうです。

我が家の薪ストーブも連日、稼働中です。
エコファンは元気にグルグルとまわり、南部鉄器も活躍中です。

posted by しん at 10:50 PM

来月9年目の自然石。

2019年11月14日

先日、来月丸9年を迎える ”心和む灯りのある家”にお邪魔してきました。

当時、今は標準仕様になっているオリジナルの木製断熱玄関ドアを始めて製作採用した家です。
玄関先で出迎えるヒノキの化粧柱のハカマ石も自然石を使用し、丸みを帯びた流線形に合わせてクセをとり据え付けていました。

木も石も表情は変化していますがピタリとなじむ両素材がそこにはありました。

 

posted by しん at 10:33 PM

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