定期点検へ。”京からかみの表情”
2016年06月28日
三年目を迎えた
”木組みの空に雲をみつける家”。
定期点検とはいうものの木の家は無垢の木や建具などの手作りのものが多くあるため気候や住み方により動きだすので引き渡すとメンテナンス調整のためシバシバ、わたしをはじめとする大工さん、建具屋さん、サッシ屋さんたち(他)が足を運ぶことが多いのです。
点検項目にそっての確認。床下にもぐりこんで見てもカラリと乾燥状態。桧の香りがたちこめます。
そう!三年前、施主様、建具屋さんとわたし男三人旅にて新築の住まいの襖紙に京都の『京からかみ』を使うため実際のもの見に買い付けに行ったのを思い出します。
あの京都丸二さんにて3人が同時に「おおっ!」と声を上げた『栖鳳桐』(せいほうぎり)という文様。
桐文様は純銀箔。一日の時間変化に加え、硫化反応によるさらに長い年月での変化を楽しむものです。
あの素晴らしいからかみは玄関ホールに面した畳の間の入口にあります。
三年が経ち、日々少しずつ変化をみせ、また新たな表情がここにはあります。
posted by しん at 9:02 PM