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家づくりの現場から

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土間三和土を仕上げます。

2025年08月10日

民家再生 秋保の家より。

土間三和土(どまたたき)仕上げ当日。
お施主様、はじめご親戚の方のお力をお借りして千葉左官さん、創大工さんでつくっていきます。

そもそも三和土(たたき)は土・消石灰・天然にがり等の素材を混ぜ合わせて作る土間です。

「土」はその地域によって異なりますが今回は秋保石と一緒に建物内に眠っていたその昔、土間だったであろう砂利交じりの土を使用することとしました。

また「にがり」は何ですか?
と聞かれることが多いのですが「天然にがり」は硬化の手助けをしてくれる素材で海の海水から塩をとるときに海水の水分を釜などで炊き蒸発させ濃度を濃くしていき、塩分を結晶化させて取り出した残りの液体のことで、今では近所でもめっきり少なくなりましたが豆腐作りの際に豆腐を固めるのに使われています。

それでは仕上げ施工開始!
ミキサーを使い三和土に必要な材料をそれぞれ配合して十分にかき混ぜていきます。施工時の湿度などにもよるので配合した材料でだんごを作って水分量を確認します。

かき混ぜた材料を一輪車で運び、トンボなどを使って均等に敷いて均していきます。

そしてタコや木づち、たたき棒をつかって トントントントン、、、たたくたたくたたく、、、ひたすらみんなで叩いていき土間全体を突き固めていきます。
この作業を厚みに合わせ何層かに分けて繰り返します。

みんなのちからを注ぎこんで作った土間三和土。温かみのある表面の柔らかさのある三和土が完成しました。

posted by しん at 10:41 PM

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