床下基礎内部も気密性を確保する
2021年12月12日
さて、コンクリートを流す前に掃除機をかけることで、基礎は不純物のない強固なものになります。土台を敷きいよいよ建て方作業がはじまりますが、その前にもう一つ大切な作業があります。
それは基礎と土台の密着度を高め、基礎内部の気密性を確保することです。
基礎立ち上がりはコンクリート流し込みの際水平を確保しますが、乾燥時の収縮で天端にわずかに高低差が生じることがあります。強度の問題はないのですが、わずかな隙間で基礎内の気密性が損なわれ、内部に害虫が侵入する恐れがあります。それを防ぐために行うのが、天端レベラーの施工です。硬化前の基礎に通常より粘度の低いサラサラしたモルタル材を流し、表面張力によって水平を確保しますが、当社では硬化後さらに研磨機で微調整し、限りなく水平に近い基礎天端を造り出します。基礎も土台も完成後は見えなくなる部分ですが、「そこまでやるか!?」の精神は、住まいを支える部分にも生きています。こうした丁寧な仕事によって住まいの快適性と耐久性は格段に向上します。
1 コンクリートを流し込む前に基礎立ち上がり部を掃除する
2 基礎立ち上がり部にコンクリートを流し込む
3 基礎の完成
4 ヒノキ無垢材の土台を敷く
posted by Fuji at 12:40 PM