地縄張りと地鎮祭
2021年09月27日
地鎮祭は土地をめぐる神々に感謝し、土地を起こし使うゆるしを得ながら工事の無事を祈ります。神主を招き、施主さまご家族と施工側の代表が出席する神事で、建設現場の中心2m四方に結界をつくり祭壇を設けます。祭事では施主さまによる鍬入れの後、鎮め物を地中に据えますが、当社は一連の儀式を家づくりの端緒と捉え大切に取り組んでいます。
さて地鎮祭当日は、神事に先立ちもう一つの大切な作業が行われます。「地縄張り」と呼ぶそれは、敷地内に縄を張り巡らし建物の配置を示していくというもの。
ここが玄関で、こっちがリビング。キッチンとお風呂がここで、階段がここ。
というふうに、施主さまご家族に間取りを確認してもらいますが、それまで図面を通して思い描いていたわが家を、現地で実際の広さを確かめながらイメージできるので、家を建てる気分がいよいよ高まります。壁や天井がないのでイメージするのも大変ですが、理想への第一歩と思えば楽しみは格別で気も抜けません。初めて住む土地ならば、日当たりの様子や部屋位置からの眺めなどもチェックしておきたいもの。さあ、いよいよ家づくりがはじまります。
地鎮祭の祭壇
土地の中心に鎮め物を埋める
posted by Fuji at 8:37 AM