家族みんなのために、とことん話し合う
2021年07月18日
設計前のヒアリング、打ち合わせは納得いくまで重ねます。
「創さんは、建てるまでと打ち合わせが長い!」とよく言われますが、ほんとうに快適な住まいのためです。どうぞお付き合いください。
さて、ヒアリング・打ち合わせのポイントはふたつあります。ひとつは、なぜそうした希望を持っているのかを検証すること。そして、ご家族全員の気持ちを受け止めることです。
家づくりは固定観念に縛られがちです。家の真ん中はリビング!となりがちですが、家族構成や生活パターンなどによっては別な部屋にした方がいい場合もあります。たとえば日中は留守が多く、家族一緒に過ごすのが夕食という場合、思い切ってダイニングキッチンを中心に置くという選択もあります。また「◯ 畳以上はほしい」など、スペック重視もおすすめしません。住宅設計の基本は限られた敷地面積をいかに有効に使うかです。明確な希望があったとしても、そのままつくるのではなく、とことん検証を重ねて、ほんとうに使いやすく快適な住まいを目指します。
もう1点、家族全員の気持ちを受け止めるために、考える機会と個別のヒアリングシートを用意しています。家づくりでは主導する人がいます。奥さまかご主人か。話し合って決めるのはもちろんですが、それでも主導する人の意向が強くなりがちです。希望はあるけどうまく伝えられない人もいるでしょう。家は家族みんなのもの。誰ひとり取り残されないことが大切です。
これにはもうひとつ狙いがあります。それは各々の願いを家族みんながちゃんと知ること。普段は話さないような願いや気持ちをこのヒアリングをきっかけに話し合うことで、いい家の第一歩になると思います。
とことん考え、何度も話し合う。だから建てるまでと打ち合わせは長くなります。
当社の家づくりの流れをご確認ください。
設計・プラン提案にあたり、5つのテーマからなるヒアリングシートをお渡しします。
1.お客様の基本情報とご希望の住まいの概要
2.ご家族のプロフィールとアイディア(ご家族全員分)
3.建設地の立地環境について
4.理想の住まいについて
5.新居で使う家具について
ご家族全員の希望を聞くこと、お住まいの立地環境をどう捉えているかを知るのは基本設計のために特に重要です。また新居で欲しい家具について聞くのも、収納プランを考える上で重要です。
posted by Fuji at 9:06 AM