「鉄もの」を自在につくる
2022年05月27日
デザインと機能性で納得のいくものがない場合はオリジナルでさまざまなものを造ります。設備で使う金物については親戚が鉄工所を営んでいるので力を借ります。たとえば玄関などのスロープに設ける手すり。既製品は機能性に特化しているものが多くデザイン性に欠ける。しかしデザイン性を追求すると装飾が大げさになりがちで、木の住まいに似合うものはなかなか見つかりません。独自に造った手すりは鉄の武骨さをほどほどに残しつつ、シンプルで品の良さを目指しました。ポイントは細さと鋭角面を排除したことです。またステンレス材で窓の外につけたプランター台のアームを造るほか、構造補強の金具も自作しました。
こうした「鉄もの」の中でもいちばんの自信作がオリジナルテーブルの台脚です。質感は手すりと同じで無垢材との相性もバッチリ。オーダーメイドなので大きさも高さも自由自在にできます。
玄関スロープに設けられた鉄製手すり
弊社事務所に置かれたオリジナルテーブル
posted by Fuji at 4:15 PM