安らぎを真ん中に置く家

安らぎを真ん中に置く家

私たちが
つくる家

ご家族は東日本大震災の津波で慣れ親しんだわが家を失いました。それは以前私たちが手がけた家で、棟梁が丹精した神棚がご家族の自慢のひとつでした。あれがいちばん惜しかった。あれが暮らしを落ち着かせてくれた。そんなかつての住まいへの愛惜がこの家をつくる原動力になりました。

新しい家では慣れ親しんだ家の使い勝手をそのままに、無垢材のやさしさ、安らぎをふんだんに感じられるようにしました。ところどころにかつての家を思い出させる工夫もしています。そして、失くしていちばん惜しいと言った神棚もかつてのものと同じように再現しました。置く場所はもちろん家の中心。ご家族はこれからも神棚の安らぎに包まれるはずです。

(石巻市・のぞみ野/竣工:平成29年5月)