純真を忘れない家

純真を忘れない家

私たちが
つくる家

施主様家族にとって旧宅は思い出と愛着がたくさん詰まっていた。とくに若い施主様には人生のすべてがあったと言ってもいいほど。そんな大切なわが家に変わる新しい家はどんな心構えでつくるべきか。技巧を凝らすより施主様家族の思いに真摯に向き合うことを考えました。長く家族の暮らしを見守ってきた庭木をそのまま生かすこととし、暮らしやすかったという間取りも踏襲し、旧宅にあった欄間飾はいつでも目の届く場所に据えました。まただんらんの間を吹き抜けの下に置いたことで、朝日の届きにくい冬場でも食卓が明るくなるようにしました。

施主様は旧宅で毎朝の焼香を欠かさず、いつも両親への感謝を忘れません。こうして、慣れ親しんだ旧宅の良さを生かした家は、家族みながいつまでも純真を忘れない家になりました。

(石巻市・錦町/竣工:平成28年10月)