静かな光が差し込む家

静かな光が差し込む家

私たちが
つくる家

90代のおばあさんは足腰に不安を抱えていました。かつての家には段差が多くあり、つねにケガの不安がつきまといました。家づくりは住む人の中で最もハンデのある人の立場で考えなければならないので、この家の主役はおばあさんです。その寝室は最も日当たりが良い南東向きにし、家族が過ごすだんらんの間につなぎました。双方は広々としたウッドデッキにもつながっているので開放的で動線も機能的です。また玄関を入って最初の居室になるので外部とのアクセスも便利です。

南側に大きな建物があるこの家では採光も課題でした。そこで東側に大きな掃き出し窓を配置したほか、だんらんの間の上に2階は上げず、天窓を設けることで採光を確保しました。またダイニングを階段ホールと連続させることで、吹き抜けから差し込む陽射しを活用するようにしました。敷地のハンデを補いながら、つねに明るさに包まれる家です。

(石巻市・渡波/竣工:平成28年5月)