木組みの空に雲を見つける家

木組みの空に雲を見つける家

私たちが
つくる家

第15回みやぎ木造住宅コンクール優秀賞受賞

なんとも不思議な響きのネーミングは施主様によります。小屋裏を現しにした2階は高い天井に梁組が二重、三重に重なりますが、それが空に浮かぶ雲のように見えることがイメージソースになっています。このように天井を空に、梁組を雲に見立てるのは京都の町家建築で言うそうで、開放的でありながら落ち着いた雰囲気をよく伝えています。

木組みの技をふんだんに取り入れた中でとくに見栄えするのがタモ材だけで造った階段で、差し込む陽の光を階下まで届けたいという施主様の要望に応えるためスケルトン構造にしました。玄関ホールに据えられるので見た目にもこだわりたいという意図もありました。課題はタモ材だけのスケルトン構造でいかに強度を確保するかで、それについては棟梁の勘と技に委ねました。施主様を含め、何度も膝を突き合わせ話し合った成果が家の顔になったことをうれしく思います。

(石巻市・元倉/竣工:平成25年5月)