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家づくりの現場から

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【コラム】上棟式をしましょう

2020年12月22日

全工程の3割程度の時点で行われる上棟式は、本格的な工事に先がけるものと思いがちですが、棟梁からすれば最大の山場なのだとか。とくに手刻み加工に多くの手間と技術を要する木組みの家では期待と緊張が高まります。

上棟の日、丁寧に仕上げた材料が組み合わされ、家のカタチが整っていきます。無形から有形へ、想い描いた家が出来上がっていくのは大きな喜びです。同時につくり手にとっては、図面の読み間違いはないか、加工の具合はどうかなど、それまでの仕事の出来が問われるときでもあります。難しく手間がかかる仕事ほど緊張し、その分期待も喜びも大きくなる。上棟式は大工にとっていちばんの晴れ舞台です。
近頃、上棟式は簡略化されています。餅まきや投げ銭はごく少数で、式すら行わないことも珍しくありません。それは効率化と無縁ではなく、困難や緊張もなく出来るから、祝う気持ちや願いも薄れているのかもしれません。しかしどんなに効率化が進んでも、家づくりは一生に一度の大仕事であることに変わりはなく、託す願いに今昔の違いはないでしょう。家づくりへの気持ちを改めて見つめなおす意味でも上棟式は大切な気がします。

posted by Fuji at 1:25 PM

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